ソムリエナイフとは、ワインのコルク栓を開けるための道具です。
本ページでは、ソムリエナイフの部位の名称や使用方法を紹介します。
ソムリエナイフの部位名称と役割
・ナイフ:キャップシールを剥がすのに使用します。
・スクリュー:コルクに刺すのに使用します。
・ハンドル:持ち手にします。
・フック:ボトルにかけます。ソムリエナイフには、フックが1つある「シングルアクション」と、
フックが2つある「ダブルアクション」の2種類があります。
ダブルアクション | シングルアクション |
ダブルアクションは、2段階に分けて引き抜くため、力をあまり必要とせず、長いコルクでも抜きやすい
というメリットがあります。
一方、シングルアクションよりも開栓に時間がかかるというデメリットもあります。
シングルアクションは長いコルクを抜く際にコツが必要であり上級者向けとなります。
レストランやバーでサービスするソムリエは、人前で開けるシーンが多いため、
すっきりとした見た目でこなれ感の出るシングルアクションのソムリエナイフを使うことが多いです。
ソムリエナイフの使用方法
以下では、ソムリエナイフを使用してワインを開ける手順について簡単に解説いたします。
※当店にてメインで販売しているシングルアクションタイプの場合です。
1.キャップシールを剥がす
ナイフ部分はボトルの口についているキャップシールを剥がすのに使います。
シールにナイフを45度程度の角度で当て、ボトルを動かさず、横に切れ目を入れていきます。
キャップシールの切れ目と、瓶の間にナイフの刃を当て、上に切り込みを入れます。
そのまま上へ引っ張るとキャップシールが剥がれます。
2.スクリューをコルクに刺す
スクリューを出して、コルクに対し先端が真っすぐになるよう刺します。
自然にスクリュー全体はやや斜めになりますが、スクリューを起こすように回しながら
スクリュー自体がテーブルと垂直になる様にします。
3.コルクを引き抜く
スクリューが十分に刺さったら、フックをボトルの口にひっかけます。
てこの原理を利用し、真上に引き抜くようにして引き上げます。
コルクの大半が瓶から出たら、最後は手で抜きます。
力を入れすぎ、勢いよく引くとワインが飛び跳ねますので、ゆっくりと行ってください。