■ 三代目 「光川順太郎 」 光川大造氏
百年、三代の伝統、一枚一枚に精魂込めた本焼本造りの鋸
大正時代に祖父の初代順太郎さんから始まり、 順太郎さんは山林用、忠雄さんは大工用を中心に造ったが、 「本当に良い物を、いろいろな人に」と、プロアマの境なく、手作りの切れ味を提供している。 鋸鍛冶になって二十四年。高校卒業後、修行のために市内の別の鋸鍛冶に二年間弟子入りした。その間、給料なし。 |
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その後、家業の工場で腕を振るうことに。その時には製造工程の一部が機械化されていたが、多くが伝統的な手作業によるもの。 |
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「手作業を覚えたから、今がある」と、自らの手でつかんだ技術と自信から出た言葉に、力がこもっていた。 |
■ 商品一覧
光川順太郎作 | あかがね順太郎作 | しろがね順太郎作 | 光川大造作 |
■ 想い
「良い仕事は良い道具から」
播州三木打刃物はプロが選ぶ究極の大工道具です。
高度成長期から現在に至るまで、木造建築の現場では電動化が進み手道具が影をひそめてきました。
大手住宅メーカーの工場で大型機械にて部材を切り刻み、現場で図面通りに釘と金具で組み立てる製品化された家が主流になりました。
しかし大消費の時代は終わりエコ・リサイクルの観点から100年以上住め地震にも大変強い、木組みの純日本建築の家が見直されています。
日本の伝統的建築工法を継承し、施主さんのためにも自らが納得ゆくすばらしい仕事をしたいと願う若き大工さんたちが全国にはまだまだ多数いるはずです。
その人たちが日本古来から受け継がれてきた緻密な木組み伝統工法を、
そして細部に繊細な加工を施す造作の高い技術を、極めるためには木材が正確に切れる・削れるための高水準の手道具が必要なのです。
手造りの大工道具は電動化が進み需要が少なくなりましたが、
兵庫県三木市には江戸時代からの伝統技術を引継ぎ「良い物を作りたい」との熱い思いを持った打ち刃物職人達がいます。
是非、そんな職人たちが魂を込めた道具を堪能してください。