雪中キャンプへ行こう!

コロナ渦の中で、キャンプを始められた方も多いと思います。
まだ続いている方は、もう~5年目のベテランキャンパーになっておられる事でしょう。
それと同時に、マンネリ化してきて最近行ってない…と言う方も多いと思います。
そんな方、いつもと違う環境でキャンプしてみませんか?
せっかくの冬なので、雪中キャンプにぜひ挑戦してみてください。
大変な事も多いですが、非日常感がいつものキャンプ場とはけた違いで、リフレッシュできる事と思います。
まず最初に
車で雪が積もったキャンプ場へ行かれる際は、冬用タイヤが必須となります。ご注意ください。
また、初めての雪中キャンプの場合は、無料だけど設備が何もない山林より、
多少金額がかかっても高規格のキャンプ場を選ぶ方がおすすめです。
電源付きのサイトであれば、ご自宅の暖房器具がそのまま使えます。
他にも場内の道が整備されていて車のスタック等のリスクが少なかったり、
キャンプ場によりますが忘れものが購入、レンタル等できたり
トラブル時も柔軟に対応しやすく、メリットが大きいです。
何より管理人さんが常駐されていれば、すぐ助けが呼べます。
管理人さんが居ない場合、携帯の電波が届く環境であるのは必須です。
その辺りも予約する際に確認しておく方がよいでしょう。
次に、持ちものについて。
【1】薪ストーブ、一酸化炭素チェッカー
あるとないとでは、冬キャンプの楽しさがけた違いです。
ただし、テント内に一酸化炭素が充満してしまったら一酸化炭素中毒になり大変危険です。
ご使用の際は安全のため、必ずテント内に一酸化炭素チェッカーを設置し、換気を十分に行ってください。
【2】薪割用の鉈
東周作 極上 腰鉈 両刃180mm青紙鋼 鞘付き 本職向け
暖をとるための焚火や薪ストーブ等で、薪の使用量が普段より多いのが雪中キャンプです。
より楽に薪割ができるよう、切れ味と耐久性が高い鍛冶手作りの鉈のご使用をおすすめいたします。
鉈を木に食い込ませられれば、そのまま薪割台に下ろすだけでパカンと割れます。
※節の有無や木の硬さなどで変わる場合もあります。
少なくとも、小さいナイフでバトニングよりも楽に薪割ができるかと思います。
東周作 最高級 黒打腰鉈 両刃180mm白紙鋼 ウォルナット鞘
無骨な雰囲気漂う刀身に、高級感のあるウォルナットの鞘
見た目にも拘る方はこちらがおすすめ。
東周作 海老鉈 380g青紙鋼 石付 石突 ケース付き
鉈で薪割のご経験が無い方は、刃欠け防止の突起が付いたこちらがおすすめ。
他にも鉈の選び方についてはこちら>>
【3】薪を短くするための鋸
シルキー ポケットボーイ 万能目130mm
小型の薪ストーブには、市販の薪の規格では入らない事が多いです。
短くするために薪を横に切る用の鋸も持っておいてください。
こちら非常にコンパクトなので、ザックの中でも場所をとりません。
【4】切れ味の鋭いナイフ
東周作 共柄剣鉈 100mm 青紙2号 割込み 黒打ち仕上げ 土佐打ち刃物
寒い環境だと、手がかじかんで手元が狂いがち。
そんな中切れ味の悪いナイフを使われていたのでは、変に力が入って手が滑り、怪我に繋がる可能性大です。
切れ味の鋭い、鍛冶が手作りしたナイフをお使いください。
東周作 アウトドア用黒打剣鉈 120mm 白紙鋼 オイルステン仕上げ 皮ケース付き
嵩張るのでバックパック1つでキャンプに行かれる方は前出のものがおすすめですが、
こちらは刃の下にツバがついているため、手が守られてより安全です。
ナイフ自体も、同じ鍛冶が作り上げたほんまもんで切れ味、耐久性共に抜群です。
アウトドア用ナイフについてはこちら>>
【5】直火調理ができるクッカー
鍛冶屋謹製 本格調理用 鉄小鍋 160×160×50mm 日本製
必須と言う訳ではないですが、寒い環境だとカセットガスボンベが使えない場合がほとんどです。
直接焚火にかけられるクッカーがあれば便利ですし、
こう言った物で温かい鍋料理をつつくのも雪中キャンプの醍醐味です。
サイズの大きなファミリーキャンプ用の鉄板などもございます。こちらから>>
【6】除雪用スコップ
角型スコップ 810mm オールステンレス製
雪かきや地ならしが必要な場合、あるとスムーズに行えます。
また、道中車がスタックした場合にも役立ちます。
【7】火の粉に強いテント
宿泊される際はテント必須です。
ポリエステル、ナイロン製などのテントは薪ストーブや焚火等の火の粉で穴が開く事があります。
難燃性が高いポリコットン素材のものがおすすめです。
下からのすきま風を防ぐスカート付きだとなおよしです。
設営の際は、木の下や管理棟、あずま屋など屋根の近くは落雪があるので必ず避けてください。
【8】長靴やスノーブーツ等
【9】ダウンジャケット等防水性の高い服
【10】着替え
雪中キャンプは必ず濡れますので、いずれも必須です。
また、濡れたり汗をかいた服で過ごすと不快なだけではなく、体温、体力が奪われます。
着替えは複数、また就寝時にはお風呂に入らなくても、日中過ごした服から着替える事をおすすめします。
汗はかいていないつもりでも実際はかいていて、そのまま寝ると体が冷えてしまいます。
【11】カイロ
【12】湯たんぽ
カイロ、湯たんぽはいずれも比較的簡単に、安価で手に入る防寒対策グッズです。
ご使用時は低温火傷にご注意ください。
【13】R値の高いエアマット
R値とは保温性を示す数値で、値が高いほど断熱力が高いことを意味します。
足し算できますので、重ねる事で就寝時の底冷え対策がより万全になります。
ただし、就寝時に予想より寒かった時、
R値不足なのか、シュラフのスペック不足などその他の要因か判断や検証が難しい部分なので、
あくまでも目安とお考えください。
とは言え、一般的に分厚くふかふかのマットはR値が高い事が多いです。
マットはR値で選べばある程度は快適に過ごせると思います。
【14】冬用シュラフ(寝袋)
形状については、より体に密着する形状で温かいマミー型を選ぶことがマストです。
またシュラフ(寝袋)を選ぶときは、下記の指標があります。
・快適使用温度⇒女性の方の下限温度
・下限温度⇒一般的な成人男性の下限温度
・限界使用温度⇒何とか耐えられる下限温度
限界使用温度=一般使用時の温度のつもりで選ぶと、正直寒くて寝られない事がほとんどです。
オーバースペックかと思うくらいのものを選ばれた方が無難です。
また、市場価格よりも大幅に安いものは、表記されている下限温度と使用感に大きな乖離がある事が多いのでご注意ください。
素材も安価だが収納サイズが大きい化学繊維、高価だが保温性がより高くコンパクトなダウン等、種類が多いので、
最初の1つはアウトドアショップなどで専門のスタッフの方と相談しながらお選びください。
【15】電気毛布
キャンプ場によっては電源が使える所もあります。
その際はご自宅で普段使用しているものをご持参していただければ使用可能です。
【16】キャンセル、中止する勇気
冬用タイヤ未着用。
危険が及ぶほどの荒天。
着替えを忘れてびしょ濡れ。
見立てが甘く、寒すぎて寝られない。
そんな場合は、キャンセル料が勿体ないから、せっかく来たからと思わず、
キャンセルや途中で帰られる事おすすめいたします。
強行しても焦りや不安、寒さから判断力も鈍ります。
どんな道具より、大きな事故や怪我に繋がる前にやめる勇気が一番大切かもしれません。
ただ準備と対策さえしっかりすれば、雪中キャンプは大変魅力的です。
この度ご紹介した道具を全て揃えれば正直金額もかかります。
ですが、テントやシュラフなどかかる金額が大きい部分はレンタル品を利用したり、
長靴や電気毛布は普段使いのものがあれば、そのままご使用されたらいいと思います。
キャンプが好きな方であれば、また行きたい!と思われる方もきっと多いと思います。
皆様もぜひ行ってみてください!
最後までご覧いただきまして有難うございます!
スタッフ一同、ご来店を心からお待ちしております。